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『御会式のお話』

記事:布教師 上島 隆明

御会式とは、弘安五年十月十三日に御入滅なされた、日蓮聖人のご命日法要の事です。

 会式とは法会(法要)の儀式を略していう。昔は、「大会(だいえ)」、「御影講(みえいこう)」「御影供(みえいく)」「御命講(おめいこう)」とも呼ばれてます。

 また地域によっては、お寺だけでなく檀信徒の自宅でも勤められ、桜を模した花や万灯を飾ったり、法要の後にお萩や小豆粥等のご供養が出されたりしています。

 さて、仏様の正しい教え(正法)を伝える為に、身命を懸けられた日蓮聖人は、大難に四度、小難には数々遭われています。

 しかし、常に命の危険に晒される中でも、
『さいわひなるかな、法華経のために身をすてん事よ。』(種種御振舞御書)と、おっしゃっておられます。

 『今日蓮は去建長五年四月二十八日より、今弘安三年十二月にいたるまで二十八年が間、又他事なし。只妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入とはげむ計也。此即母の赤子の口に乳を入とはげむ慈悲也。』(諌暁八幡抄)と、ひたすら布教に励んでこられました日蓮聖人ですが、晩年は、身延山に籠られて弟子や信者の教化に心血を注がれましたが、次第に体調を崩され周りの強い勧めで、父母の墓前に詣でた後、湯治に向かわれました。

 その道中、池上の地で旅を続けることが困難になり、ここで題目の広宣流布を願い、最後まで法華経の教えをお説きになりました。

 後事を総て託し終えた十月十三日午前八時頃、大地が揺れ、桜の花が咲き乱れる中、自ら妙法蓮華経如来寿量品第十六をお唱えになり、御多難の生涯を終えられました。

 その日蓮聖人の御恩に報いる為、勤められる法要ですから、それぞれ心して御会式をお迎えいたしましょう。

合掌

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