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「御仏様の慈悲」

記事:布教師 辻本純照

 お経は漢字ばかりで一見難しそうですが、お経の中には色々な言葉があります。譬え話があったり、昔話があったり、いろいろな動物が出てきたりもします。それらは一体何の為に説かれているのでしょうか?

 私たちを救う為、あの手この手で救いの手を差し伸べて下さっている御仏様の御慈悲であります。

 小学生の子どもが、お経の中に数の単位があることに気づきました。いつも法要などで一緒に読んでいる妙法蓮華経 如来壽量品第十六の序盤にあります「百千万億那由他」です。他にもたくさんある!と目を輝かせて、算数の教科書に載っている大きな数の単位と、お経の本を照らし合わせてみていました。

 数の単位は、











恒河沙(ごうがしゃ)
阿僧祇(あそうぎ)
那由他(なゆた)
不可思議(ふかしぎ)
無量大数(むりょうたいすう)
となります。

 大きな数の単位は、人間には到底想像もつきません。恒河沙はガンジス川の砂の数ほどと言われます。世間一般では無量大数が一番大きいと言われますが、仏教ではもっと大きな単位もあります。

 御仏様の智慧と仏教の壮大な世界観がうかがえます。

 逆に小さな単位があることも教えてあげました。
1より小さい数は、
分(ぶ)
厘(りん)
毛(もう)
糸(し)
忽(こつ)
微(び)



須臾(しゅゆ)
瞬息(しゅんそく)
弾指(たんじ)
刹那(せつな)
六徳(りっとく)
虚空(こくう)
清浄(しょうじょう)
阿頼耶(あらや)
阿摩羅(あまら)
涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)
となります。

 子どもには、大きな数は漠然と想像できたようですが、小さな数は解かりにくかったようです。しかし、小さな事でも毎日の積み重ねが大切、という事を知る良い機会になりました。世界という大きな単位で見渡せば、個々の人間、一人一人の力は微々たるものでしかありません。

 しかし、この世界はそんな小さな力の、助け合い支え合いで時は過ぎて往きます。特に私たちが信仰する法華経には、久遠という私たち人間では計り知れない広大な世界と一念という僅かな世界が説かれています。

 日々の生活にあるその刹那に、また私たちが歩んでいく未来にも、御仏様の智慧と、広大な慈悲が行き渡っています。それが南無妙法蓮華経であります。

 弾指、刹那といった、取り留めのない僅かな時間も大切な人生。今、その一瞬にも御仏様の御慈悲が溢れています。南無妙法蓮華経と唱えてみましょう。

南無妙法蓮華経

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