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「おうち時間」

記事:布教師 駒野勝俊

 新型コロナウイルス感染症の流行により、今まであたりまえだったことが出来ない日常になり、はじめて普通の生活のありがたみを実感しています。

 コロナ禍で家族や大切な人の命を守る為、予防や自粛はとても大切なことです。そんな中、多くの人が「おうち時間」を工夫して過ごされているかと思います。その「おうち時間」で今一度、供養について考えてみてはいかがでしょうか。

 供養とは故人への為だけにあるのではなく、私たちが自らを省み、そして仏様の功徳をいただき自らの心に目を向け気付くことです。私たちは自分だけの力で生きているわけではありません。多くの人に支えられて生きています。また、ご先祖様がいたからこそ今の自分があります。

 ご先祖様の誰か一人が欠けただけでも私たちはこの世に生を受けることが出来ません。今日の自分があるのはご先祖様があってこそです。ならば私たちはご先祖様の供養と共に一日一日を一生懸命生きることが大切ではないでしょうか。

 コロナ禍で長い「おうち時間」を過ごすうえで息が詰まることがあるかと思います。そんな時はお題目をお唱えし、心を落ち着けていただければと思います。

南無妙法蓮華経

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