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『追善供養のお話』

記事:布教師 南山 寛敞

「法華経と申すは、一切衆生を仏になす秘術まします御経なり」(法蓮鈔)

「孝行をしたい時には親はなし」と云う言葉が有りますが、亡くなった親には孝行が出来ないのでしょうか?

 日蓮聖人は十王讃歎鈔に、亡き親に功徳を回向する事が最高の孝行であると御指南されておられます。

 ここに述べられている功徳を回向すると言うことは、私達が悉皆成仏の法華経・御題目を唱えることで釈尊より頂く無量のご褒美を功徳と云い、その頂いた功徳を亡き親に差向けることを、功徳を回向すると申します。

 此の世に生を受けたものは必ず死を迎えます。死とは肉体と霊魂が分離することで肉体は滅しますが霊魂はあの世に旅立ち四十九日の後、十界の何処かに行くことが決まります。

 そこで、後に残った子孫が法華経・御題目で亡くなった親・先祖が一刻も早く、仏の世界に到達する成仏を願い死後の法要・日々の礼拝を勤めることが追善供養であります。

 追善供養は、亡き親・先祖への功徳のプレゼントだけでなく同時に私達の今世における功徳の貯えとなります。

 先祖のあの世での様子が鏡に映される如く私達の日々の暮らしの有様になります。

 日蓮大聖人様は功徳回向鈔に「我が父母のものをゆずられながら、死人なれば何事のあるべきと思いて、後生を弔わざれば悪霊となりて、子々孫々にたたりをなす」と、厳しく御教示されておられます。

 日々の追善供養で先祖があの世で穏かで楽に行が出来てこそ、私達も平穏無事で感謝の出来る日々を送ることが出来るのです。

南無妙法蓮華経。

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