ミニ法話

『御香とは』

記事:布教師 岡 眞行

「香」

 身近なことがらでありながら意味を知らずのことが多い。私達は機会あるごとに仏事を営みます。

 仏事には「香」がつきものであります。香をかぎ、身にぬれば五根(眼・耳・鼻・舌・身)を清浄にし、無量の功徳を得るといわれております。

 仏教では、焼香、塗香を仏に供養するとしております。インドでは体臭を消すため香木から香料をとって身に塗ったり、室に焚いたりする風習があるといいます。お寺に参詣したり、家庭における仏事の時、「焼香」をします。

 この焼香をすることは、
一.仏に供養し、
二.けがれを除き、自身及び周辺一切を清浄とし、
三.その香を聞くことにより仏道精進の力を増す。
と、教えられております。

 さて、最近の世の中、不安定であり人の心が乱れております。「社会が悪い」「学校が悪い」「親の教育が悪い」「友人が悪い」悪い悪いことばかり、総てに自己責任がありません。このことは、日頃の生活に余裕がなく心にゆとりなく心豊な生活をしていないことに一因があるように思われます。

 若い人達の間で香を室に焚き心静かな一時を過ごすことが流行っているそうです。大変結構な風潮であります。香は、けがれを除き芳香は人の心に清浄心を起こさせる働きがあります。

 今だからこそ、香を焚き心豊な気持ちになる生活を心がけるべきでありましょう。「香」を通じて仏のお教えに耳をかたむけ清浄な心をお持ち下さい。

南無妙法蓮華経。

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